持ち込みごみ

引越しのとき結構頭を悩ますのが粗大ごみの処分です。手際のよい方は早めに手配されてしまうのでしょうが、シールを買ってきて、電話して、相手の都合で日にちを決められるってのがなかなかストレスフルです。
3月まで住んでいた賃貸は商店街にあり、1階は八百屋さんでした。平日・休日問わず野菜を積んだトラックからの荷おろしの音で目覚めるのが慣わしになっていました。そんなところに粗大ゴミを置いておくのは結構気がひけるので、事情をごみセンターの方に説明すると「持ち込みならいつでも大丈夫ですよ」とのこと。それならそこまで運ぶ手段を用意すればいつでもいいわけです。だいぶ気が楽になりました。
運ぶといえば「赤帽」さんです。早速電話で予約です。
「引越しですか?」
「えぇ、引越しなんですけど、引越しではなくごみ処理センターまでなんです」
「はぁ?で、運ぶものは」
はじめてのケースらしくなかなか要領を得ない様子でしたがとにかく希望の日にきていただくことになりました。
新居にはほんとうに必要なものだけを持っていくつもりだったので、どうしようかなぁと迷うものはすべて廃棄です。本棚やら洋服だんすやら大物から小物までなんやかやで結構な量になりました。車いっぱいに積み込んでさぁいよいよ持ち込みです。
まず受付で用紙に住所、名前などを記入します。
「では入り口の方に一回もどっていただいて計量してください。そのあとこちらのゲートから入って中の者の指示に従ってください。処分が終わりましたら再度計量していただきそこで支払いとなります。」
と説明をいただきました。うら若い女性でちょっと意外な感じです。