『すごいやり方』より

「はぁ、わかりました(Fuck you)。」

  1. 相手の言葉のうしろに「Love」と「Fuck you」のどちらが付いていたかを聞き分ける。
  2. 必要に応じて相手に、「いまFuck youが入っていましたね」と伝える。

相手から発せられる言葉を注意深く聞いてみると、言葉のうしろに、耳では聞こえない「Fuck you」か「Love」のどちらかが付いてます。駅売店のおばさん、タクシーの運転手、妻・夫、上司・部下…。たいてい、はっきりとわかります。つぎに、自分自身の言葉も注意深く聞いてみます。

人はいやなことをされると復讐したくなります。世間からいやなめにあっていると世間に対して復讐するし、妻からいやな目にあっている夫は妻だけでなく、店員にも復讐するし、店長からいやな目にあっている店員は、店長ばかりでなく、客にも復讐します。
社会で生きるということは、下手をすると復讐の連鎖の中に身を置くことになるのです。そして、もっとも身近な復讐の方法は「不機嫌」です。
言葉のうしろに「Fuck you」を付けて話すと、「復讐の連鎖」が始まり、相手は憎しみを持って言われたことを処理します。結果として、最低限か多くはそれ以下の事務的な対応しか返ってきません。
復讐の連鎖をやめて欲しい相手には、まず、こちらから復讐をやめて「いまの言葉のうしろに「Love」か「Fuck you」のどちらかが入っていたとしたら、どっちでしたか」と愛をもって聞いてみます。うまくいくと、実は、世の中には結構多くの「Love」があるんだと気づきます。