おはようございます!

あるときから自然に身についていくもの以外のことも身につけなくてはいけなくなります。
また、身につけたくないことも身についていきます。多くの場合、身につけたくないことは意識しないうちに身についてしまっています。そして多くの場合、それは周囲とのかかわりの中で生まれてきます。
他人とのかかわりが主に言葉で行われるようになる時期に社会性を身につけることが求められ、同時に周囲とのかかわり方にコントラストが現れてきます。集団のなかで輝く人、輝きたいのに輝けない人、輝いている人への妬み嫉み。
みんな平等です、とか?
誰でも夢を持つことはいいことだ、とか?
夢を持つのは勝手だけど誰に対してもそれを許容する社会的な申し合わせは「なにものか」に対して鈍感な社会の申し合わせ。倫理の欠如。まぁ許容してくれるといっても表面上だけですが。
人は持って生まれたものがあるのですから。己を知るのが人生です。

T・S・エリオット「四つの四重奏」
〈もう老人の知恵などは聞きたくない、むしろ老人の愚行が聞きたい/不安と狂気に対する老人の恐怖心が〉(西脇順三郎訳)